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Q8腕の良い職人さんは本当にしごとがいいの?

ある旅人の話です。
ある街で、レンガを積んでいる3人の職人さんに出会いました。
旅人が1人目の職人さんに「何をしているのですか?」と尋ねると「見れば分かるだろ。レンガを積んでいるんだ」と、ぶっきらぼうに答えました。
2人目の職人さんに尋ねると「レンガを積んで壁を造っているんだ」と無表情で答えました。

そして、3人目の職人さんにも同じように尋ねると、彼は笑顔でこう答えました。
「私たちは教会をつくっているのです。教会は町の人々を幸せにする大切な場所です。
私はそんな仕事をさせていただくことができて、本当に幸せです」

毎日、朝から夕方まで一生懸命働く職人さん。
しかし、同じ職人さんでも、下請け職人さんは「俺たちは上(元請け)から指示された現場で働いている」という感覚。
一方、直営店の職人さんは「私たちを信頼してくれた大切なお客様のお宅で働いている」という心構え。
どちらも一生懸命働くのですが、実は大きな違いがあります。その大きな違いとは、「目的意識」です。自分たちの仕事は誰のために、何のために行うのか、という「目的意識の違い」です。

現実に、かつての私たちもそうでした。下請け仕事をやっていた時代には、元請け会社から次の仕事も継続的にもらうために、少しでも元請けが喜ぶようにと考え、言われたとおりに仕上げておりました。お客様のためと思っても、指示されていないことは一切致しませんでした。

しかし今は違います。
私たち地元の職人は、あなたの夢をかなえるために・・・
今年も、一生懸命。ただ、それだけです。

Q9屋根の縁切りって何?

スレート瓦(メーカーによってコロニアル、またはカラーベスト)の塗替えの場合、あることをしないと「雨漏り」する危険性があります。
「お母さん。たっぷりと厚めに屋根を塗っておいたからね!」・・・「あら、そうなの嬉しい。ありがとう、職人さん♪」なんて言って喜んでいる場合ではありません。スレート瓦の重ね部分のすき間も、たっぷりと塗料で埋めつくされていたのです。

これでは今まであった通気性もなくなり、以前はそのすき間から排出されていた雨水が、出口を失いオーバーフローして「雨漏り」の原因になってしまうからです。
さらには屋根裏の野地板を傷めて、最悪の場合、屋根を葺き替えしなければならないことになってしまう可能性もあるからです。
そんなことになったら、せっかくのお客様との良いご縁も切れてしまいます。

そうならないためにも専門店の職人が行うあることとは?それが「縁切り」なんです。 実はお客様との縁を切らないために「縁切り」をするのです。

ここで言う「縁切り」とは、瓦の重ね部分に溜まった塗料に切り込みを入れて、雨水の排出口を作る作業のことで、文字通り、瓦と瓦との「縁を切る」という意味なんです。
これをやらなければ、屋根の塗替えをしたことで雨もりがするようになったなんてことも・・。
最近では、縁切りをさらに確実にした「タスペーサー」という部材が出ていますので、縁切りが当たり前になればいいですね。

Q10ホームセンターの塗料とどこがちがうの?

最近は、DIY(ディー・アイ・ワイ)が盛んになり、自宅を自分自身で修理したり模様替えをされる方も多くなりました。ちょっとしたペンキ塗りは、やっていて楽しいですよね。

しかし、DIYでよく使われている塗料は、私たち職人が使っているものとは違います。
業務用塗料と家庭用塗料の違い業務用では、長期にわたり高い性能が求められるのに対し、家庭用塗料では、とりあえず3年ほど持てばよいというのがメーカーの見解のようです。
特にビックリするのは、ホームセンターで売っている金属用塗料。私たちは鉄部には必ずサビ止めを下塗りしてから上塗りをしますが、家庭用塗料では「下塗り上塗り兼用」という商品もあります。

アメリカのように、ひんぱんにペンキ塗りをするのならそれでもよいのですが。
それから、DIYでは安全を重視して水性塗料が多いのですが、プロは、適材適所に油性塗料を使います。油性には2つの液を混ぜて作る2液性塗料もあって、より強い塗膜をつくり、塗装面の耐久性を保ち、材質を保護するのです。

また、DIYで使う刷毛などは、たしかに値段も安い。プロのものと比べると、10分の1以下で買える道具などもあります。
ところが、材質や作りは値段相応というところで、いざペンキ塗りに使ってみると筋が残ったり、毛が抜けて、塗装面に毛がついたり・・。
簡単そうに見えることでも、いざ真似すると意外と難しかったり、油性塗料で気分が悪くなったり。でも、そんなことも当たり前のように無口でこなす塗装職人さんって、本当はすごい人なのかもしれませんね

Q11なぜリフォーム後にリフォーム営業マンがくるのですか?

「お宅の屋根が変形している!」と2人組の営業マンがあるお宅を訪ねてきたそうです。はじめは、塗り替えをしたばかりだから、知らん顔していようと思っていたそうですが、あまりにもしつこく来るので、すこし不安になり、念のためおかけんリフォームに電話をしてこられたので、点検に伺いました。

その結果・・・やはり、問題無し。しかし、そう聞いて逆に怖くなりました。普通の顔をして、人をだますなんて許せない。このように、ひと昔前だけではなく、今でも塗り替え後に営業マンが訪問して、不安を煽り、次のリフォームを勧めてくることがよくあります。
彼らは、家が古い新しいだけではなく、「この家は、リフォームをやったばかりだから、感度が高い。だから、リフォームする家」、「このお母さんは、話を聞いてくれるいいお母さん」という判断基準に従って、あなたのお宅に行くか行かないかを決めているのです。

ですから、営業マンとは口をきかず、目を合わせずに「うちは結構です」の一点張りで、感情を交錯させずに断ることが正解です。それを悪いことだと思ってはいけません。彼らの仕事は、仕事を取ることなのだから、あなたがいち早く鬼のように言ってくれれば、次の家に行くだけなのです。
不安なときはお電話ください。すぐに対応いたします。

Q12高いところが苦手。しっかりした仕事がされているか、点検は?

住まいの塗替えをすると時々足場に上がるお客さまがお見えになります。「危ないですから上がらないでくださいね」と言っていても、職人さんが帰ったあとや日曜日などにこっそり上るようです。
先日は80歳のおばあちゃんも足場から屋根に登っていたようでした・・汗。

そこで今回は、おばあちゃんでもできる現場中のチェックポイントを職人から直伝。さて足場には、今は見なくなった丸太の足場。そして単管を抱き合わせる単管足場、そしてビケ足場があります。ビケ足場というのは、職人さんが安全な作業をするためのスペースがある、いわゆる最近よく見る足場です。作業効率のよいのは、当然、ビケ足場でしょう。お客様は、たかが足場とお思いでしょうが、優良施工の第一歩は良い足場からです。そして次に飛散防止ネットのチェック。船の帆のように、だらんとなっていないか。隙間なく張っているか。
家の大きさはマチマチなので、どの家にもぴったりと張れるということはありませんが、それでも見た目もよく張っているかを確かめてみてください。こんなところでも職人さんの仕事への意気込みが分かりますから。

そして最後は、足場周りが常に整理整頓されているか?ということをチェック。その日の仕事が終わっても、足場や屋根の上にゴミが散乱しているというのならよくないですね。職人さんの仕事の癖がうかがえます。身の回り、足場まわりをきちんとしながら、作業だけは手抜きをするというのはなかなかできないものだと、私たちは思っているからです。

Q13塗装は1年中いつでも出来ると聞きましたが、冬はどうですか(1)?

「あれ?今日は職人さん、お昼休みも取らずに1時を過ぎてもまだ屋根を塗っているわ」今日で塗替えリフォーム5日目。それまでは12時から1時まではお昼休みを取っていたのに、この日はお昼休みなし。
「ふ~ん。現場を掛け持ちしていて、今日のうちの作業は早めに切り上げて他に行くつもりなのね。あわててやられても困るわ・・・」と、不安なお母さん。
すると職人さんたちは、2時から3時までお昼休みを取り、結局5時過ぎまで外壁の作業をしていました。不思議に思い職人さんに聞いてみると、「あ、ご心配をかけてごめんなさい。これから寒い季節になると、夕方から急に冷え込んで屋根の表面が夜露で濡れてしまうんです。」と言いました。
夜露で濡れる・・・?
実は、屋根を塗ったあとの乾燥中に夜露に濡れてしまうと、仕上がった時に艶がなくなったり、部分的に白っぽくなったりしてしまうんです。
そればかりではありません。色あせが通常より早くなったり、めくれの原因になってしまいます。だから、屋根塗装は寒い季節には午後3時頃までに塗り終わらなければいけないのです。
大事な家を守る屋根の耐久性にかかわってきますから。

そうです。職人さんたちはお母さんのお家のことを考えて、時間差塗装をしたのですね。
ただ、下請け職人さんたちは、「そんなことはおかまい無し!」ということもあるようですが・・・。

Q14塗装は1年中いつでも出来ると聞きましたが、冬はどうですか(2)?

寒い冬ですけど、最近冬にリフォームをするという賢いお母さん達が増えています。
この時期、賢いお母さんが塗替えをする理由は、まず冬は、気候が乾燥していて、壁が塗料をたくさん吸収しますので、建物のためには最高の時期というのが1つ目。

そして塗装中は足場で建物を囲い、窓がテープでふさがれてしまいます。気候の良い時期ですと、窓を開けて換気をしたくなったり、「暑苦しい・・。」と家族の方が嫌がるものですが、冬場には「少し暖かったわ。」なんて喜ばれたりして、冬の寒さを減らす効果があるので2つ目の理由です。

そして、3つ目に冬は職人さんたちは比較的時間に余裕があるので忙しい時期よりも丁寧に塗ってくれるそうです。
そりゃそうですよね。時間に余裕があるからと言って夕方早く会社に戻っても親方に叱られるだけだろうし、それなら現場で手間暇かけて塗装をしている方が楽しいというのが職人たちの性分でしょう。

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